[2022-03-11] 山梨県芦安温泉 なとり屋(1) 道の駅つる

前回の一泊旅行は福島県の玉山温泉だったので、今回は近間でどこかと考えたすえ、山梨県の芦安温泉に決めた。

隣の山梨なら、国道20号を使っても甲府まで二時間強といったところか。途中で大月に立ち寄り一休みすることもできるし、そこから河口湖に下るか、あるいは北上して塩山や韮山に行くこともできる。河口湖から下部温泉に出てそこで一泊ということも考えたが、今回は昨年も行ったことがある芦安温泉で一泊することにした。

昨年に芦安温泉を訪れたのもちょうどこの時期で、アルバムを見返してみたところ、2月の下旬と3月の中旬に一泊している。いずれも芦安の集落から狭隘な葛折りを上りきったところにある「そらの詩」というペンションで、若夫婦が経営している素敵な宿だった。今回もここにしようかと考えて楽天トラベルを見ると、この日はいずれも予約が入っている。

ここ最近は新しい安宿を開拓するのが趣味になってきていることだし、ここは思い切って楽天トラベルに登録されている宿のなかでも“民宿旅館”をうたう「ふるさと料理の宿 民宿旅館なとり屋」にしてみようと考えた。

向こうに見えるのがリニアの線路。E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0

当日は雲もない快晴で、天気予報でも18度になるという予想だったが、出発時間の8時過ぎはまだ肌寒い。替えのジャケットを後部座席に用意し、コートのままで出発する。以前であれば圏央道の相模原インターからそのまま中央道に入るのが常だったが、今回は安宿に泊まると決めているので倹約に努めることとし、国道20号線を使って芦安まで行ってみることにした。

Olympus E-M1 MARK III +SIGMA 30mm F1.4 DC DN

相模湖までは順調に進み、上野原のあたりで軽い渋滞があるかと危惧されたものの、通勤時間を外したせいか思いのほかあっさりと通過して、10時半前には「道の駅つる」に到着していた。

Olympus E-M1 MARK III +SIGMA 30mm F1.4 DC DN

ここは昨年芦安温泉に行くときに見つけた道の駅で、併設されている地産地消レストラン「お勝手場」の富士湧き水ポークを使ったポークカレーが意外と美味だったため、今回もランチはここにしようと決めていたのである。

Olympus E-M1 MARK III +SIGMA 30mm F1.4 DC DN

れいのポークカレーと今回は焼肉定食を注文する。ただ、この日は白米が柔らかすぎてか、以前ほどの感動はなかったのが残念だった。ポークカレーじたいはそれほどくどくないのにスパイスが効いていて、口当たりはあっさりしている。注文するときに「辛いの大丈夫ですか」と訊かれるものの、食べて見ると辛いという感じはなく、爽やかな後味だけが残る。インドカレーとも欧風カレーとも違う独特な味わいは、このカレーの個性だろう。

Olympus E-M1 MARK III +SIGMA 30mm F1.4 DC DN

注文するときに「入店管理簿」なる一枚の紙を手渡された。ここに入店時刻、名前、連絡先の電話番号、グループ人数を記すよう促される。昨年同じ時期に訪れたときにはなかったものだ。クラスター追跡のためのデータだろうと察しはつくが、面倒だし、果たして効果があるのかも疑わしい。煩わしいパーティションが設えてあるのは昨年と変わらずで、ここからさらに感染対策を講じた結果がこの「入店管理簿」なのだろう。

「道の駅つる」のすぐそばには「山梨県立リニア見学センター」があり、ここは昨年訪れている。あの当時は緊急事態宣言中だったのか、学校も休校だったのだろう。平日にもかかわらず子連れもいて賑わっていたことを思い出す。

ランチをすませたあとは、このまま南下して河口湖に向かうことにした。
(続く)

[2022-03-11] 山梨県芦安温泉 なとり屋(2) 冨士山下宮小室浅間神社

0 comments on “[2022-03-11] 山梨県芦安温泉 なとり屋(1) 道の駅つる

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です